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不動産投資は高額で怖いから“少額で始められる関連株“という選択肢ってどう?

どうもガブリです。

 

不動産投資入門 | 山中 龍也 | 金融・ファイナンス | Kindleストア | Amazon

 

多くの資産家が不動産投資によって成功しているということがメディアなどで語られることで不動産投資が憧れとなっている人も多いようです。

 

しかし興味を持っている人のほとんどが「高額だから」とか「不動産は敷居が高い」と感じているのも事実で、それでも不動産に関する投資をしてみたいと、少額で始められる不動産関連株の購入を検討していたりする人もいます。

 

もちろんまずは何かをスタートさせるということにおいて関連株からでも始めてみるということは良いことですが、実際に実物投資としての不動産投資を始めるのと関連株などで少額投資するのではどのような違いが出てくるのか。

 

そこで今日は、これらの違いについて書いていきたいと思います🖋

 

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まずは不動産関連株についてですが、一般的に会社員の方などが実物資産としての不動産投資を行う場合にはワンルームマンションなどが選ばれているものの、株式においては大きな商業施設など、実際には高額過ぎて購入できないような不動産にも投資できるという違いがあります。

 

では今年の不動産関連株の動きはどうだったでしょうか。

 

今年は新型コロナウィルス2年目といった感じで、2020年に比べるとワクチンなどの開発などもあって少しずつ終息に向かっていっていた傾向にあります。

 

それに応じて世界的に株価そのものが回復しつつあり、不動産関連株も戻りを期待されているところです。

 

大手不動産会社について例えば「三井不動産」ではオフィスビルや商業施設などの賃貸や個人宅の戸建て住宅、さらに管理など色々な事業を展開していますが、新しい取り組みではCO2削減のために古い家の寿命を延ばす再生建築にも力を入れています。

 

2021年の三井不動産の株価を見てみると、1月には1,700円台をつけていたものの、6月に向けて上昇と下降を繰り返しつつも価格を上げ、一時は2,800円を超えてから現在では調整に入って2,337円(12月16日時点)となっています。

 

つまりここ1年保有してた場合には儲けは出ているということです。

 

このように、そのほかにも不動産関連株を見てみると堅調な動きを見せているものも多いですが、一方実物不動産への投資はどうでしょうか。

 

株式などで不動産関連に投資するのに比べて実物不動産がはどのようなメリットがあるのかというと、株式に比べて価格変動が緩やかという点です。

 

短期的に儲けを出したい場合は価格変動が激しい方が可能性がありますが、その分資産を大きく減少させる原因にもなったりします。

 

しかしそのような投資を続けていると精神的に疲弊してくるので、落ち着いて投資を続けていきたいのであれば実物不動産の方が向いているかもしれません。

 

また、株式投資とは違って実物不動産は金融機関からの融資を利用して投資するので、実際に手元から現金が出ていかずとも大きな資産へ投資できるというのはメリットになり得ます。

 

これを「レバレッジ効果」と言いますが、実物不動産ではレバレッジ効果があるということが投資として優れているということがいろんなところでも言われているメリットです。

 

あとはインフレ(物価上昇)に強いであるとか、相続の際にも株式より実物不動産の方がお得に相続ができるルールが適応されているので、それらもメリットと言えるでしょう。

 

しかしこのように実物不動産投資はメリットがたくさんあるものの、むやみに投資を始めるのは危険です。

 

まずは基礎知識をつけ、不動産投資を始めることでどのようなゴールを求めるのかをはっきりさせることが大事で、しっかりシミュレーションをした上で始めることが必要とされます。

 

メリットを手に入れるためには人よりも時間をかけて努力しなければならないということでもあるので、不動産業者が薦めるものを全て鵜呑みにするのではなく、自分で判断できる判断軸を持つようにしましょう🙆🏼‍♂️