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宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

憧れの“吹き抜け”住宅。

どうもガブリです。

 

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大きなデパートなどに行くと建物の壁に沿って四角い通路にお店が並ぶ中、建物の中央は1階から最上階まで吹き抜けになっていて、各階から各階にどのようなお店があるか見えるような作りになっていることがあります。

 

こういった特殊な施設などでないと中々吹き抜け構造を採用することはないのですが、それをマイホームなどに採用することでリッチな演出ができるということでそれを憧れとしている人もたくさんいます。

 

しかし建物の間取りや構造は建てた後では中々変更できないので、慎重に検討する必要があるでしょう。

 

そこで今日は、注文住宅などで吹き抜け住宅を検討する場合のポイントなどについて書いていきたいと思います🖋

 

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まず建物というのは年々老朽化していくわけですが、最近の空き家問題などでも語られている「人が住んでないと家が老朽化しやすい」という話を聞いたことがあるでしょうか?

 

これにはいくつか理由があるものの、その代表的な理由に「風通しが悪いこと」というのがあります。

 

風通しが悪いと湿気がたまりがちになり、冬の結露や梅雨の湿気などがカーテンや壁紙などに悪影響を与え、カビが生えてしまうなんてこともあります。

 

つまり建物の資産価値を少しでも長く保ちたいと考えるのであれば風通しの良さは大きなポイントになってくるわけですが、吹き抜け住宅では風通しの良さを特に実現させることもできるため、建物の劣化スピードを遅らせることができるでしょう。

 

さらに、吹き抜け住宅では光の抜ける空間が広く存在するので、家全体が明るくなる傾向にあり、場合によっては電気代なども節約できる可能性があります。

 

また、各階の天井による圧迫感がないため開放感があり、仮に敷地全体が狭いとしても広々とした空間に感じられるといったメリットもあるのです。

 

一方、デメリットも存在するので見てみましょう👀

 

吹き抜け住宅では各階がつながっているとも言えるわけですが、温かい空気は高いところへ、冷たい空気は低いところへ移動する習性があるので、冬の暖房機能が1階で暮らす際には届きづらいといった点があります。

 

また、1階にキッチンがある場合、その上の階にも匂いが広がってしまったり、2階で観ているテレビの音が1階にも届いてしまうなどといったことがストレスになってしまう場合も考えられます。

 

一応これらのデメリットの解消方法としては、温かい空気を下へ送り出すためのシーリングファンを天井に設置するであったり、キッチンの近くの換気機能を高めたり、防音機能を高めたりすることで軽減させることが可能にはなりますが、メリットとデメリットを天秤にかけた際にどちらが良いと感じるかは人それぞれでしょう。

 

家を建てる際には家族の人数などに応じて部屋数などばかり気にしてしまいがちですが、全体の作りにこだわることでより理想的な家が実現できるかもしれません。

 

いろんな角度で家づくりを検討してみましょう🙆🏼‍♂️