ソーシャルレンディングについて。
どうもガブリです。
不動産投資入門 | 山中 龍也 | 金融・ファイナンス | Kindleストア | Amazon
最近では暗号資産(仮想通貨)界も割と盛り上がりを見せ、感度の高い人などはDefiという仕組みを用いて大きな利回りを獲得したりと新たなサービスも出てきています。
Defiでもレンディングという貸付を意味する形態が利用されていますが、これまではお金を借りたりするのは金融機関を通してというのが当たり前だったものの、昨今では個人が貸付側として利用できるようなサービスも出てきているのです。
そこで今日はそのうちの一つ、ソーシャルレンディングについて書いていきたいと思います🖋
ソーシャルレンディングとは、直訳すると「社会的な貸付」となんだか難しい響きですが、要はインターネット上で不特定多数の投資家に向けてファンドの募集を行なって、そこで集めた出資金を企業などに貸し付けることのできる仕組みをいいます。
具体的な流れとしては、お金を集うファンドがソーシャルレンディング運営業者として存在し、そこがインターネット上でプロジェクトの発表に合わせて資金を募集します。
するとそれを見た投資家がファンドに対して申し込み、匿名組合契約という契約を締結して出資します。
※匿名組合契約とは当事者の一方が相手方の営業のために出資し、その営業から生ずる利益を分配することを約束する契約です。
その後、ファンドが融資を希望する企業と金銭消費貸借契約を締結し、お金を貸し付けます。
それによって企業はファンドに返済を行なっていくことになりますが、利息がつくので、それをファンドが投資家に分配するという仕組みになっているのです。
ソーシャルレンディングを行う個人投資家としては、貸し付ける利息が5%前後など、銀行に預ける利息(約0.001%程)よりも圧倒的に高いため、それによる恩恵は大きなものとなります。
また、株式などのように値動きに対して運用の必要もなく、貸し付けたら満期までひたすら待つだけなので、簡単な点も敷居が低いといえるでしょう。
ただ、お金を借りたいとしている企業としてはソーシャルレンディングを利用したいほどにお金に困っているというケースも中には想定でき、場合によっては貸倒れのリスクがあることもあります。
あくまで投資家目線としては返済が滞ることなく行われることで利息を得られるため、返済が困難になってしまった場合には出資金を失ってしまう可能性もあるということを覚えておく必要があります。
また、運営方法によってはファンドそのものが廃業に追い込まれるということも考えられ、その場合には投資家になんらかの保証があることがありますが、念のためどこのファンドを利用するかもある程度考えたほうが良いと思います。
さらに、出資した金額は長いと3年ほどの融資期間だったりしますが、途中解約ができないため、融資期間中に必要となるかもしれない金額を出資することはないよう注意しましょう。
ただ、ファンドを吟味し、途中解約できないことを了承すれば中々良い運用になるので、ファンドの種類のよってもその運用方法は異なりますが、気になる人は複数のファンドを調べてみることにしましょう🙆🏼♂️