#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

FIREを目指す意味。

どうもガブリです。

 

不動産投資入門 | 山中 龍也 | 金融・ファイナンス | Kindleストア | Amazon

 

ここ数年では世界的に注目されているFIREというものを目指す人がふえています。

 

FIREとは簡単に言うと早期退職を表すものであり、つまり労働からの解放を目指すものだと思うのですが、FIREを達成し、早くから働かなくても良いほど資産が手元にあるとなった場合、その後の人生はどのように考えるでしょうか?

 

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仕事を辞めるということはストレスからの解放や自由を手に入れるような優越感を得られるというのはあると思います。

 

しかし仕事をするというのは、実は社会と足並みを揃えているという点で「自分はやるべきことをやっている」と精神的に楽になっている部分もあるのです。

 

というのも、仕事を辞めて1年や2年は自由を手に入れたようでやりたいことをやったりして楽しかったりするのですが、3年、5年と月日が流れると自分と同年代の人は社会的に結果を残したりして頑張って出世していたり、それらが表彰されて人生の糧になっていたり、はたまた独立して成功させたりとしていることもあるかと思います。

 

すると、途端に自分は日々誰かに良くも悪くも評価されるわけでもなく、新しい何かを世の中に生み出してはいないと自分に焦りを感じる人もいます。

 

そのときに「働いていても良かったかなぁ」なんて逆に不安になってしまったりするのです。

 

ではFIREはあまりオススメではないのかというと決してそういうわけでもなく、もっと分解して考える必要がありそうです。

 

例えばサラリーマンとして働き続けるということはどうかを考えてみると、今の時代ではひと昔前に比べて安心とは言えなくなっていることは皆さん知っているかと思います。

 

時代が早く変化していく現代において終身雇用が難しくなり、ある程度の実績があってもリストラにあってしまうことすらあり得るような世の中になってしまっているからです。

 

サラリーマンというのは経営者が求める未来に共感し、それを団体戦において攻略していくというものですから、目的は皆同じでも目指し方が違うと派閥も生まれます。

 

つまりストレスはつきものなわけですが、ただ目指すものがハッキリしていれば多少のストレスは気にならないでしょう。

 

しかし時には目指すものを失い、ただストレスだけが日々のしかかってくるかのような精神状態になることもあり、それが続くと会社を辞めたくなるかもしれません。

 

だからこそ自分でやりたいことを常に貫けるかのような「独立」を目指したりするわけで、その独立方法の一つにFIREがあるわけです。

 

そう考えると、人生において何かに欲望を求め、それが幸せとなるような人は仕事において独立し、さらなる向上を目指すことで人生は豊かになるかもしれません。

 

一方、FIREを目指す人は「高級品を買いたい」などの欲望はなく、とにかく社会に蔓延るストレスから身を解放したいという人が目指すものなので、その性質は違うものなのです。

 

ただ、社会的ストレスから解放されることによって社会から必要とされていないかのようなストレスが待ち受けているという場合もあるので、FIREを目指しながらも自分の人生の目標をまた別で掲げることが大事なのではないかと思います。

 

もちろんどれも簡単な選択ではないですが、何かを手に入れれば何かを失うということを念頭に、自分なりの人生を目指してみましょう🙆🏼‍♂️