投資において大切な「リスクフリーレート」。
どうもガブリです。
不動産投資入門 | 山中 龍也 | 金融・ファイナンス | Kindleストア | Amazon
皆さん資産運用を始めたいと投資をする時にどのような判断基準をもっているでしょうか?
株式であれば好きな会社を選んだり、将来性の高いと思える企業の株式を選んで購入しているかもしれません。
もちろんそのような選定基準は大事です。
例えば株式であれば自分が保有している株式を発行している会社が何をしているのかを常にアンテナ張っていなければならないため、好きな会社でなければ続かないかもしれません。
しかし、投資にはもっとロジカルな投資判断方法もたくさんあります。
そこで今日はそのうちの一つ、「リスクフリーレート」について書いていきたいと思います🖋
リスクフリーレートはその頭文字をとって「RFR」と表記されたりしますが、その名の通りリスクが無いに等しい金融商品から得られる利回りのことを指します。
「リスクがほとんど無い金融商品なんて最高じゃん!」と思われるかもしれませんが、実際に投資においてこのリスクフリーレートを重要視することは大事なことであり、是非この機会に覚えておきましょう。
上記の通りリスクがほとんど無い金融商品なんて最高なわけですが、投資のリターンというのはほぼ確実にリスクを取れば取るほど大きくなっていきます。
つまりリスクが無い金融商品ほど儲からないんです。
じゃあそんなのやる必要があるのかといえば、全体のバランスとしては必要なのです。
この投資においてのリスクを考える上で基準となる計算の一つを少し寄り道して紹介しよう。
それは「リスクプレミアム」。
・投資全体による期待できる利回り − リスクフリーレート=
で算出する答えをリスクプレミアムとしています。
このリスクプレミアムが大きいほどハイリスク・ハイリターンな投資となり、小さいほどローリスク・ローリターンな投資ということになります。
では話は戻り、リスクフリーレートの基準となる金融商品を見てみましょう👀
ここ日本においては「日本国債の10年債の利回り」が採用されることが多く、世界基準では「米国10年債の利回り」が採用されるのがスタンダードです。
国債については言わずもがなですが、簡単に言えば国にお金を貸すということなので、その国が破綻しなければ貸したお金に対する利子が支払われるということで、株式など企業単位で考えるよりもリスクは限りなく少ないと考えられています。
そのため、日本国債や米国債の利回りを常に確認しておくのも良いと思います。
というのも、直近5年間を見ても米国債のリスクフリーレートは3%ほどあるときもあれば1%を下回るときもあるため、全体のリスクプレミアムを計算するときの考え方が変わるのです。
自分のリスクプレミアムの許容範囲を超える投資にならないよう、常にリスクフリーレートを把握しながら投資するとよりロジカルな判断ができるようになるので、皆さんも是非試してみましょう🙆🏼♂️