不動産業者が情報共有している「REINS」
どうもガブリです。
不動産の業者さんが普段の不動産売買においての情報ツールとして「REINS(レインズ)」というものを利用しています。
基本的には一般の人が見れない情報サイトのため、不動産業界で勤務している人だけが見れるものといったイメージを持たれていたりもして、少しプレミア感があったりもします。
そこで今日はREINSとは何かみたいなことについて書いていこうと思います🖋
REINSとは「Real Estate Information Network System」の略で、「不動産流通標準情報システム」を意味するもの。
不動産の売買情報が一元化されていて、売買する際に不動産会社と媒介契約というものを交わすことになりますが、これらの業務をより効率的にするために開発されたツールです。
その利用用途は、不動産会社が顧客から売買の依頼を受けたときに現在どのような物件が市場に回っているのかなどを確認することができ、国土交通省が指定する「東日本」「中部」「近畿」「西日本」の4エリアの不動産流通機構が運営しているサービスとなっています。
具体的にどのような場面で活躍するかというと、物件を所有しているオーナーが物件の売却を検討しているときや、これから収益不動産の購入検討しているときに物件を探してもらうためのツールとして利用してもらうことになり、以下のような流れで業務が行われます。
不動産物件を売却するとき。
①不動産会社を決める
②不動産会社と媒介契約を締結する
③売却データをレインズに登録する
④レインズに会員登録している全国の不動産会社がその情報を見ることができる
⑤買主側の不動産仲介業者からの購入希望を待つ
⑥内覧して買主と売買契約を交わす
⑦物件引き渡し
といった感じです。
媒介契約というのは、「私の物件売却をあなたにお任せしました」みたいなことを契約書面にて締結するものであり、
・一般媒介契約
・専任媒介契約
・専属専任媒介契約
と上から順番に下へいくほど制約の強い契約になっています。
では、レインズを利用することでどのようなことが考えられるのか。
レインズでは不動産会社との媒介契約を経て物件情報が登録されるので、基本的に収益物件を日々閲覧している不動産会社の目にとまりやすいというのは大きなメリットです。
さらにレインズには過去の取引事例が蓄積されているので、レインズを利用することで過去の取引事例を参考にしながら適正価格で取引ができるということもあります。
このようなメリットが物件売却までの期間を縮めてくれる可能性を上げてくれるので、物件売却の際には不動産会社を介して利用した方が良いと思います。
まぁ簡単にいうと「不動産版メルカリ」みたいな感じなので、登録しておけばそれだけ多くの人の目につくことになり、もしも思ったように売却できないのであれば価格変更が必要なのかなど検討して売却までの道のりを考えていくことになるわけです。
その代わり制約した際には多くの不動産会社で仲介手数料がかかりますが、これもメルカリと同じで、マーケットを利用したことによる手数料ということなので、これが勿体無いからと自身でどうにか売買しようとするよりはレインズを利用した方がスムーズな売買が可能かと思います。
物件の購入、売却を検討する場合には是非利用してみましょう🙆🏼♂️