企業が取り組む「CSR」という活動。
どうもガブリです。
現代では環境保護や持続可能性の高いものへの追及などがスタンダードになりつつあり、資本主義社会においても経済活動だけに限らず、社会的な活動についても注目されるようになっています。
そのような社会的な活動について「CSR(Corporate Social Responsibility)」と表されるようになっており、直訳すると「企業の社会的な責任」です。
これが昨今では重要な指標にもなってきているので、今日はCSRとは何なのかなどについて書いていきたいと思います🖋
厚生労働省では、CSRとはなんたるかについて、「企業活動に社会的公正や環境などへの配慮を組み込み、従業員や投資家、地域社会などの利害関係者に対して責任ある行動をとると同時に、説明責任を果たしていくという考え方」と定義付けています。
つまりは資本主義としての経済的利益の追求だけでなく、企業は社会や環境への利益も追求すべきだという考え方です。
とはいえ、それが企業の負担になるとは限りません。
世界的な視点が環境保護や社会的責任について向けられていっている今、CSR活動を行うことになるメリットはむしろ企業にあり、例えば取引先業者であったり、直接消費者と相対するときにおいてもCSR活動をしているということ自体が企業イメージとして良いものになります。
すると消費者側も「環境保護や社会活動を積極的に行なっている企業でお金を使うことで、私たち自身もそれらに貢献していることになる」という充足感も得ることができ、さらにはその企業で働く従業員も満足感を得やすいことになります。
これらは実際にやってみないと実感できないポイントなのでつい先延ばしにしてしまいがちですが、長期的にはCSR活動におけるメリットが上回ってくるという時代はそう遠くないはずです。
でももちろん「活動」というくらいですから何にせよ少なからずのコストはかかります。
社会的活動は経済的な活動に比べて企業のキャッシュフローに表れる利益に繋がらないため、経済活動もままならない企業にはCSR活動をすることすら難しい場合もありますし、経済活動を基本とする企業が社会的な活動だけに振り切ることもできないため、設立まもない企業だとそもそも従業員数や資本的な問題で困難とされる方が普通かと思います。
だからこそ大手企業から取り組み始めていることでもありますし、各企業によって活動の内容や幅は異なります。
現代では著名人のTwitterなどの問題発言などでもトップニュースになったりするご時世なので、社会的なものへの関心や人権問題などのものまで多くの方が知識を持っている世の中になっています。
モノが不足していたころは必要なモノを必要なだけ消費するだけでも大変でしたが、現代は「何を選ぶか」を消費者は無意識の中でもものすごく考えているので、企業は自社を選ばせるための努力をしなければなりません。
消費者がいて初めて経済活動として成り立つ企業だからこそ、消費者が納得するかたちでお金を支払ってもらう。
少しずつ企業の当たり前が変わっていく世の中でも生き残っていくために、すぐにではなくともこれからのCSR活動について考えていくことにしましょう🙆🏼♂️