住宅ローンはただ単に毎月決まった金額を返済するだけが全てではない。
どうもガブリです。
持ち家派 vs 賃貸派などの論争が絶えない中、マイホームを購入するほとんどの方は損得によって判断しているのではなく、それこそ夢のマイホームかのように自身の人生を思い描いていたりします。
それ自体はもちろん自身の人生にとって良いことだと思うのですが、打算的にマイホームの方が良いと決めている人に比べて感情論でマイホームを購入している人のほとんどは、返済方法など特に細かく考えていません。
知っている方がお得なことがあったりするのにもかかわらず面倒くさがってしまったりすることが原因ですが、知って得することは知っておくべきです。
そこで今日は、住宅ローンを組んだ場合に長期的にどう向き合っていけば良いのかなどについて書いていこうと思います🖋
まずはローンを借入する際に月々の返済金額について把握すると思いますが、借入する年齢によっては完済予定年齢が定年を超えていたり、そうでなくとも完済まで身体が無理なく動くかの保証はありません。
住宅ローンというのは35年ローンで組んだ場合、30年でローンが支払えなくなっても住宅の抵当権によって住宅を取り上げられてしまうので、35年ローンであれば35年間気を抜くことはできないのです。
そのようなことを考えた場合にどのような手段があるかというと、「繰上げ返済」です。
つまり想定年数よりも早く返済したりすることを表しますが、繰上げ返済は月々の返済額にプラスアルファの金額を支払うことによって返済残高を減らすものであり、それによってどんどん完済までの道のりを楽にすることができるのです。
手続きが必要だったり、手数料がかかったりするので頻繁に行うのではなく、数年に一度など期間を決めて繰上げ返済を行うと良いでしょう。
ちなみに繰上げ返済には2種類のタイプがあり、残高を減らすことで当初年数よりも早く完済できるようにするタイプの「期間短縮型」と、残高を減らすことで月々支払っている返済額を軽減するタイプの「返済額軽減型」が存在します。
借入している金融機関によってどちらかにしか対応していないということもあるので、これからマイホームを購入しようと考えている人は自身が利用検討している金融機関は繰上げ返済においてどのような対応をしているのか先に調べた方が良いでしょう。
後は「ローンの借り換え」です。
現在借入をしている金融機関よりも金利などの条件の良い金融機関がある場合に、残っている借金を良い条件の方で借り換えるということが可能な場合があります。
借り換えによってメリットが得られる一つの指標として「残債が1,000万円以下、残り返済期間が10年以上、変更金利が1%以上」というものがありますが、これだけに限らず自身にとってプラスになる借り換えが存在するかは確認が必要です。
後はタイミングによって自宅を賃貸物件にし、そこから得られる賃料収入で賃貸物件に引っ越すというのもありだと思います。
例えばローン返済中であれば、賃貸物件にするにおいて新たに賃貸物件にするための審査が必要になるのでそれらをクリアできるかという問題もありますが、完済後であれば月々の返済がないので、賃料収入を丸々受け取り、それを利用して賃貸物件に住むという選択肢も可能になります。
あえて賃貸物件に住み替える理由としては、マイホームを購入する際には子供が産まれることを見越して余分に部屋数などを確保すると思います。
しかし数十年経てば子供も独立することもあり、すると家が必要以上に大きくなってしまうこともありますよね。
そんな時は必要なだけの広さの賃貸物件に引っ越し、自宅は賃貸に出して賃料収入を得た方が効率的であることもあるのです。
このように、マイホームは自分が住むだけで完結するとは限りませんし、方法を考えれば色々な案が出てくるはずです。
すでにマイホームをお持ちの人も、これから購入する人も、色々と選択肢を広げて考えてみましょう🙆🏼♂️