#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

マイホームは「建売?」、「注文?」

どうもガブリです。

 

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夢のマイホームとは数十年前から言われているものの、ここ数年では「持ち家 vs 賃貸」などの論争も多くなり、それぞれが正解を見つけていく時代に突入しています。

 

もちろん収入などによってマイホームが買える買えないという問題もありますが、仮にマイホームが欲しくて、しかも買えるだけの収入などがあった場合、それでも選択肢はさらに存在します。

 

まずは場所などももちろんそうですが、マンションなのか一戸建てなのかも大きな問題です。

 

さらには一戸建てと決めたとしても、既に建てられている「建売住宅」なのか、土地を購入して一から建てる家を構想していきながらの「注文住宅」なのかでも別れ道となります。

 

なんとなーくで考えると「せっかく家を買うんだから、一から間取りとか色んなことを決められる注文住宅の方が良い!」と考えるかもしれませんが、その前にその違いについてしっかり理解しておくべきでしょう。

 

そこで今日は「建売住宅」と「注文住宅」の違いとはなんなのかなどについて書いていこうと思います🖋

 

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まずその人気度合いから見てみると、全国的には注文住宅の方が人気は高い傾向にあり、場所によっては建売住宅の3倍以上もの注文住宅が建てられていたりします。

 

この「場所によって」ということで具体的にどのような観点で違いが出ているかというと、都心に近いほど建売住宅が多い傾向になります。

 

そもそも都心近くなると人口が多いので注文するだけの土地が十分には存在せず、地方にいくほど土地の余白の観点から注文住宅が増えていく傾向にあります。

 

また、注文住宅といっても「すでに土地を所有している場合の注文住宅」と「土地付きの注文住宅」ではかかる費用が全然違ってきます。

 

既に土地を所有していて、その土地に注文住宅を建てるのであれば住宅を建設する費用のみでマイホームを手に入れることができますが、土地を所有していない場合には土地付きの注文住宅にする必要があり、この場合は建売住宅よりも注文数が増えたりするので場所が同じだとすれば価格は高くなります。

 

それらを前提とした上でそれぞれの違いについて見てみると、

 

まず設計による自由度は圧倒的に注文住宅に旗が上がります。

 

建売住宅の場合、内装の壁紙などは時期によって変更が可能であるものの、間取りなどは完成物件のため変更することはできず、一から設計、建築を行う注文住宅の自由度が非常に高いといえます。

 

ただ、注文住宅を望むお客様の話を聞くと、「そこまでこだわる場合、価格がこれだけ上がるので現時点の収入ではローン審査が通らない」という壁にぶつかっている方も多く、この辺りのバランスは考える必要があります。

 

後は注文住宅の場合は建売住宅に比べて全体のコストが把握しづらく、細部の仕様が確定したときに思ったより価格が高くなると気付くことがあります。

 

これにより、上記に書いたようにローン審査が通りづらくなったりすると、予定外の手出しの現金が預金から必要になったりするので、この辺りも考慮する必要があるでしょう。

 

後、怖いのが、土地付き注文住宅の場合の最近のケースでいうと、ウッドショックといって家を建てるための材料が入って来ず、土地だけ先に決済が終わってしまったのにも関わらず、家が建てられないという状態で止まってしまっているケースなんかもあります。

 

つまり、注文住宅ではこれらのように予想外のことがとにかく起こりやすいというデメリットがあるのです。

 

ここにはやはりそれぞれに良し悪しが存在しますが、ちゃんと理解した上でどうするか決めることが大事であり、「夢のマイホーム」に浮かれて失敗しては本末転倒なので、高い買い物だからこそしっかりと考えて決めるようにしましょう🙆🏼‍♂️