#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

不動産投資の後の借り換えについて。

どうもガブリです。

 

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ここ10年くらいで不動産投資を行う個人の方が増えましたが、その間の情勢によっては少し金利が高かったりして、支払いに困ったという人もいるかもしれません。

 

そんな時に方法の一つとして上がってくるのが「借り換え」。

 

現在融資を受けている金融機関から別の金融機関へ、未だ残っている借金を借り換えるというもので、新しく借り換えた金融機関の金利の方が低い場合、残りの借金を今までよりも安く返せる可能性があるのです。

 

そこで今日は不動産投資における借り換えについて書いていきたいと思います🖋

 

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ではまず、どのような人が借り換えを検討するのでしょうか。

 

それは当初借入を行ってからそんなに時期が経っておらず、ローン残高が結構残っているというパターンの方です。

 

このような方が現在の金融機関よりも低い金利を提供している金融機関を見つけた場合、総返済額が減らせる可能性が出てくるわけですが、具体的に一つのケースを見てみましょう。

 

例えば現在所有している投資用不動産投資による借入金利が3.6%だったとします。(10年前ほどに当時よく利用された金融機関「スルガ銀行」で区分マンションの融資を受けている方は3.6%の金利で借り入れています。)

 

その上で借り換えを検討し、その借り換え先の金融機関の金利が2%だとします。

 

その借入額は3,500万円で、35年ローンとしましょう。

 

すると3.6%の場合、毎月の支払額は「146,686円」となります。

 

しかし2%の場合は、毎月の支払額が「115,941円」となるのです。

 

1ヶ月で30,000円ほど違うわけですから、年間にしたら約37万円もの違いが生まれ、35年間だった場合の総返済額は3.6%の場合「61,608,409円」であるのに比べ、2%の場合では「48,695,627円」と約1,200万円ほども違うわけですから、いかに早い時期に金利を低くできるのかはかなり大きな要素であるということがわかると思います。

 

ただ冒頭に書いたように、ローン年数があまり経っておらず残債が多く残っている場合にはこのような効果が得られますが、ケースによってはあまり恩恵が受けられないというパターンもあります。

 

例えば残っている借金の金額によっては借り換えする際の借り換え先である金融機関の融資条件として、現在の返済残ローン年数よりも短い期間を求めてくる場合もあり、その場合、金利が低くなっても毎月の返済額が実質あまり変わらないなんてことや、もしくは毎月の返済額が今までよりも上がってしまうなんてことすらあり得ます。

 

さらに借り換えには手数料がかかるようになっており、借り換えによって返済額が減少しても、手数料の金額を加味して考えた場合、あまりお得でないというケースもあります。

 

このように、すべてのケースにおいてお得なわけではないですが、現在の金利が高いなと感じている人は是非検討の余地はあるので、調べてみることにしましょう🙆🏼‍♂️