#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

絵画で投資ってどうなの?

どうもガブリです。

 

www.amazon.co.jp

 

投資を始めようと思った場合の選択肢として、多くの人は「株式投資」などを想像すると思いますが、世の中には変わったもので投資をしている人もいます。

 

例えばワインを購入して寝かせてから「〇〇年もの」と価値をつけていくこともあれば、絵画など絶対価値が分かりにくいもので投資している人もいます。

 

その中でも今日は絵画の投資について書いていこうと思います🖋

 

f:id:GABURI:20210630144333j:image

 

絵画といえば、いわゆるキリスト等を題材にすることの多い「西洋絵画」やバスキアなどに代表される「ストリートアート」など種類は多岐にわたりますが、一般的には鑑賞用として購入することが普通であるものの、複数量産されていない希少な絵画においては欲しいひとも多いので、価格競争が行われることがあります。

 

それも中には現代アートよりも作者が現存しない古くのアートの方が価値を持つことも多く、購入してから数年や数十年経ってから買値よりも高い値段で売却するということも考えられるのです。

 

では、その他の投資と比べた場合、どのような違いが考えられるでしょうか。

 

その最もは「世界中が売買対象になる」という点です。

 

もちろん株式や不動産などでも世界を対象に売買することはできますが、絵画の場合はその希少価値がより大きなものとなるので、例えば以前ZOZOの元代表取締役である前澤氏がバスキアの絵画を購入したことで話題になりましたが、それを機にレオナルド・ディカプリオと仲良くなったりと、絵画の価値が高ければそれに興味を持つ人とのコミュニティが生まれるのも絵画の醍醐味の一つです。

 

投資としての市場も長期的には右肩上がりになっていて、年間の市場平均成長率は8%を上回っています。

 

これは株式市場の日経平均株価アメリカのダウ平均株価と比較しても2倍〜3倍近い成長率ということを考えると市場としては悪い投資先ではないことがわかります。

 

さらに企業が所有する場合には節税できる可能性があることもポイントです。

 

日本においては以下の条件を満たすことで取得価格に相当する金額を損金の額に算入することができます。

 

・取得者が国税庁の定める中小企業者等に該当すること

・取得価格が30万円未満である減価償却資産を2006年4月1日〜2022年3月31日までの間に取得すること

・適用を受ける事業年度における少額減価償却資産の取得価格の合計額が300万円を超えないこと

・私用目的ではなく事業のように供すること

 

と、企業に関してはこれらを条件としています。

 

さらに個人事業主でも以下のケースに該当する場合には減価償却の適用範囲内です。

 

・取得価格が100万円未満であること

・当該絵画が歴史的価値を有し、代替性のないもの(古美術品、古文書、出土品、遺物等)に該当しないこと

 

とより限定的にはなりますが、個人事業でも節税の可能性はあります。

 

希少性のある絵画を所有するということ自体は簡単なことではないですが、機会があれば鑑賞用として所有しつつ、時期を見て売却を検討するというのも絵画投資の楽しさなので、絵画が好きだという人は資産性も気にして購入を検討してみましょう🙆🏼‍♂️