#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

不動産投資とZEHの今後。

どうもガブリです。

 

www.amazon.co.jp

 

昨今は環境について考えることについて企業規模で大きく取り組むことがスタンダードになっていますが、これらが個人ベースでどのように落とし込めるかも今後すごく大事なものであり、今後より一層顕在化してくるかと思います。

 

環境について配慮するというのはこれまで「意識高い系」的な感じで読み取られていた部分もあるかもしれませんが、これからの時代は環境に配慮できていないということで社会的に信用がなくなってしまったり、嫌悪感を抱く人も今以上に出てくると考えて良いと思います。

 

そこで今日は、不動産において投資を行う場合に環境問題へ配慮するとなればどのような行いが必要なのかなどについて書いていこうと思います🖋

 

f:id:GABURI:20210601104609j:image

 

環境配慮において重要視されているテーマの一つに「脱炭素」というものがあります。

 

脱炭素とは地球温暖化の原因となっている温室効果ガスの実質的な排出量をゼロにしていくという取り組みのことです。

 

そしてこの脱炭素に向けて「エネルギー収支をゼロ以下にするお家」を意味するのが「ZEH(ゼッチ)」【※ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスを意味するものになります】。

 

これはどういうことかというと、従来の住宅では主に電気やガスなどのエネルギーの収支はマイナスだったことを理解する必要があるのですが、それはつまり住宅そのものがエネルギーを生み出せないがゆえに電気などを使用したぶん収支はマイナスになっていくという考え方になるのです。

 

さらに、冷暖房を使用するにも電気代がかかりますが、例えば建物の断熱仕様が疎かなものだと部屋が十分に冷えなかったり暖まらなかったりすることで、設定の温度に調整しようとより多くの電気代がかかります。

 

すると多くの電気量がかかるということはより収支もマイナスになってしまうということになるため、ここに問題点があるのです。

 

では具体的にどのようにすることでこの問題に向き合うことができるのでしょうか。

 

住宅であれば「太陽光発電」がわかりやすいと思います。

 

先程エネルギー収支がマイナスになる理由について「住宅そのものがエネルギーを生み出せない」ことが原因であると説明しました。

 

しかし太陽光発電においては自らエネルギーを生み出すことができるので、エネルギー収支がマイナスにならないのです。

 

そのほか上記でも説明した「壁が高断熱仕様になっている」とか、「光熱費を削減する設備が整っている」なんかがZEHの取り組みにつながるのです。

 

しかもこれらは意識が高い人だけが行えば良いわけではないことは冒頭でも説明しましたが、意識が低い人を突き動かすのは簡単ではないため、国が行なっているのがZEHに対する助成金です。

 

環境配慮の取り組みはもちろん不動産関連だけにとどまらず、多くの産業で適用されていますが、不動産においては賃貸住宅も政府が発表している「グリーン成長戦略」というものに含まれていて、それによって助成金の対象となっているのです。

 

具体例を出すと、現時点では「LED照明」を利用しているとか「省エネ換気」がされているとか「高効率給湯」設備を備え付けるとかなどすることによって1戸あたり50万円〜115万円ほどの補助金が約束されており、ここでポイントなのは「1戸あたり」だということで、一棟など所有する場合においては各部屋ごとに当補助金を受けることができます。

 

ただ補助金を受けるための注意点としては国が指定した「ZEH-M(ゼッチマンション)」と呼ばれる建物であるという必要があることには注意です。

 

インターネットで「ZEH マンション」などで調べると出てきますが、ZEHロードマップのZEHの定義を満たしている必要があるため、これから土地に建物を建てるという場合ですとより取り組みやすい制度ということは覚えておきましょう。

 

このように時代の流れにアンテナを張っておけばお得になるという状況もたくさん存在するため、自分の身の回りにどのようなお得な制度があるかについてはアンテナを張っておくことにしましょう🙆🏼‍♂️