新築不動産投資を検討するなら。
どうもガブリです。
不動産投資の相談を受けるときにたまに出てくる話で「新築不動産の投資を始めようと思ってるんですが」というものがありますが、そのきっかけは人それぞれ。
営業マンから営業を受けたという人もいれば、やっぱりせっかく買うなら新築の方がいいとイメージしている人もいます。
しかし新築不動産を選ぶのは非常に難しいのが実情で、今日はそれらのことについて書いていこうと思います🖋
新築を購入できるということはそれだけ収入や勤務先などの信用力が高いということですが、だからといってせっかく買えるなら新築と考えるのは非常に危険です。
もちろん新築にもメリットはありますが、その理由をしっかり把握することにしましょう。
まず新築であることのメリットとしては"入居率"が高いということです。
「新築」というブランドそのものに需要があるというのもありますが、新築では設備等も最新のものが使われているということもあって、入居を検討している方たちからするとすごく魅力的ではあります。
そのかわり家賃も高い設定になっているので入居者の属性が限られることがあったりと良し悪しはあります。
後は、節税効果が高いというものです。
新築不動産の営業において特に強調されるのがこの節税についてですが、新築において節税効果が高いということ自体は事実としてあります。
その理由は、中古不動産よりも新築の方が耐用年数が長いため、減価償却という経費計上の期間がそれだけ長くなることによる節税効果の向上が見込めるからです。
さらには中古不動産の場合、売主から過去の修繕の履歴などをちゃんと見せてもらえないと、購入後にすぐ修繕が必要な箇所が出てきた場合に予想外の出費が出てきてしまうということがあるため、一方、新築ではしばらくの期間は修繕などが必要ないという点で収支シミュレーションがたてやすいというのがあります。
しかしそれらの反面、節税効果が高いと言いましたが、その分価格が高いというのは当たり前のことです。
これはデベロッパーと呼ばれる土地開発業者の利益を不動産価格に上乗せしていることなどが理由にあり、このような価格の新築不動産価格の100%をローンで組んでしまうと、売却するときにローンの残債が不動産の資産価値を上回っていると判断され、簡単には売却できなくなってしまうのです。
その不動産の価値がさらに上がらない限りは新築時が一番価格が高い状況なので、資産価値が基本的には下がっていく傾向にありますが、購入時から日が経つにつれ需要の変化なども起きやすいことを考えると購入当初のシミュレーションについてもその変化を想定できるかは投資を成功させるかどうか非常に大事な基準となります。
新築不動産は結構悪く言われることが多いですが、「新築そのものが悪」なわけではありません。
果たして自分が不動産投資を始める理由と照らし合わせた上で、新築不動産が的を得ているのか、これについてはしっかりと理解して検討するようにしましょう🙆🏼♂️