アメリカの不動産テックから学ぶこと。
どうもガブリです。
日本で浸透している不動産テックといえば「Airbnb(エアービーアンドビー)」や「OYO LIFE(オヨライフ)」なんかを思い浮かべる人が多いかもしれません。
そんな中、ほかに注目されている不動産テックとして「Opendoor(オープンドア)」があります。
そこで今日は海外の不動産テックであるOpendoorについて、さらにそこから日本は何を学べるのかなどについて書いていきたいと思います🖋
Opendoorはアメリカ初のオンラインで買取再販ができるプラットフォームで、不動産といえば「売りづらい」というのが一つのテーマですが、Opendoorでは物件の買取をオンライン上で完結して、不動産の流動性を高めることに貢献しています。
その創業は2013年で未だ10年経っていませんが、不動産取引における悩みを解消することに大きな役割を果たしています。
通常不動産の取引では、売却しようと思う不動産オーナーが不動産会社へ相談に行き、それを不動産会社が査定してから買取が決まり、契約を経てやっと入金されるという順序のため、それなりに時間がかかるという点で、株式などのようにすぐに現金化できないというのがデメリットの一つではありました。
それをOpendoorでは、
①売却したい物件の情報をOpendoorのフォームに従って入力。
②2営業日以内にメールで仮オファーが査定額とともに送られてくる。
③ホームアドバイザーと電話で相談。
④Opendoorからの最終オファー金額に納得したらオンラインで署名し、最終オファー金額から物件の修繕費を差し引いた金額が24時間後に入金される。
という流れとなります。
つまり通常の不動産売却では早くても1ヶ月〜2ヶ月はかかりますが、Opendoorでは1週間経たずとも売却ができてしまうのです。
ただ、どんな物件でも買い取ってくれるかというとそうではなく、買取の条件はあるので確認してみましょう👀
Opendoorでの買取条件は、
・1960年以降に建てられた約1,100万円〜5,500万円の一戸建て住宅
に限るというルールがあります。
海外では土地が広いため、日本のように縦に伸びるマンションなどではなく、一戸建てがたくさん建っているのが主流です。
そのためこのような条件になっているのでしょう。
上記では買取オファー金額から修繕費が引かれると書いていますが、売却予定の物件が修繕が必要な状態である場合はその修繕費を売却益から相殺することになりますが、その修繕費用に納得いかなければ自分で知っている修繕業者に頼んでもいいし、売却自体をキャンセルすることも可能です。
さらに売却の手数料に関しては平均6.7%程度となっており、海外の不動産仲介手数料は5%前後が通常なので少し割高でも早く現金化したいという方向けのサービスと言えそうです。
日本では未だ慣習的に行われていることが特に不動産業界は多く、消費者向けにサービスが提供されているというよりは、不動産会社が動きやすい方法を取り続けているような感じです。
しかし不動産業界と不動産テック会社は同じ不動産でも他業界と言っていいほど慣習が違うので、今後は消費者も便利や信頼性を求めて不動産テックへの移行が見込まれるでしょう。
その時に現在の不動産会社がどのように順応していくのか、そこで戦えない会社は潰れていくでしょう。
特に進化の遅い不動産業界だからこそ、時代の流れを掴むことが大事なので、どのように今後変わっていくのかをしっかり予想しながら未来を追っかけていくようにしましょう🙆🏼♂️