#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

資産形成したいなら流石にこれ知ってるよね?

どうもガブリです。

 

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資産形成には貯蓄から始まり、定期預金や保険積み立て、投資信託など複数にわたって方法があります。

 

しかしどの資産形成においても死ぬまでひたすら増やしていく一方ではあまり意味がなく、自身が将来必要とされる金額を想定して、それに対して余裕を持った資産形成をすることが理想です。

 

すると資産形成の方法を学ぶことももちろん大事ですが、形成した資産をどのように切り崩していくかも同じくらい大事なことです。

 

そこで今日は資産形成に最終地点である出口戦略について書いていきたいと思います🖋

 

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資産形成が順調にいったその先にはその資産を切り崩して生活する未来が待っています。

 

その資産の切り崩し方に種類があることはご存知でしょうか?

 

それが「定率切り崩し」と「定額切り崩し」です。

 

定率切り崩しとは、資産に対して〇〇%といったように資産に対して一定の割合を乗じた金額を切り崩していく方法です。

 

また、定額切り崩しとは、毎月〇〇万円といったように資産に対して一定の金額を資産から切り崩していく方法です。

 

これについてはそれぞれが選択することになりますが、基本的には「定率切り崩し」の方が良いと言われています。

 

その理由は定率切り崩しの方が資産の寿命が長くなるからです。

 

具体的にいうと、毎月決まった金額を切り崩す定額切り崩しの場合、その資産の時価が下がったとしても切り崩す金額は常に一定なため、インフレやデフレなどの状況にかかわらず資産の減少を進めていくことになります。

 

その反面、定率切り崩しの場合は資産の時価が下がった時は切り崩す金額は少なくなり、資産価値が上がったときには多くの金額を切り崩すこととなるので、状況に合わせて必要以上の金額が目減りしない仕組みになっているのです。

 

ちなみに定率切り崩しでは資産に対して〇〇%といったように切り崩していくと説明しましたが、そのパーセンテージについてはどのように考えれば良いのか見てみましょう。

 

このような時に使う指標に「4%ルール」というものがあります。

 

これは何かというと、年間支出の25倍の資産を築くことができれば、年利4%の定率切り崩しで資産を維持しながら生活できるというものです。

 

この4%ルールはアメリカで発案されたものであり、この4%の根拠としてもS&P500の市場の上昇率である7%からアメリカのインフレ率である3%を差し引いたものなので、そのまま日本で適用するのは難しそうです。

 

では現在の日本に置き換えるとどうでしょうか。

 

それぞれの数字を考えると日本の場合は5%〜6%ほどで良いのではないかと思います。

 

ただこれらのデメリットについても理解しておく必要がありますが、定率切り崩しの場合、資産に対して〇〇%という計算をするので資産そのものが少ないと換金できる金額も少ないということになり、生活の足しにならないというケースも考えられます。

 

そのため、毎月〇〇円を切り崩していく定額切り崩しの生活の方が安定すると考えればそれに応じた資産形成が必要ですし、資産の寿命を長くさせようと考えるなら定率切り崩しを検討するべきなので、まずは将来的にどのような方法で切り崩していくのかを想像しつつ、今どのように資産形成をすべきなのかを考えるようにしましょう🙆🏼‍♂️