#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

年金って増やせるの知ってる?

どうもガブリです。

 

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将来の年金について不安に思う人が増えているのはいうまでもないですが、政府も投資サービスを後押ししたり、税制優遇措置などを提供することで多くの人に対して将来について考えてもらおうとしています。

 

年金不安に対しては貯蓄から始まり、保険や株式投資、不動産投資などたくさんの選択肢がありますが、もうちょっと簡単な方法で将来の年金になるものを増やすことができることを知っているでしょうか?

 

それは「付加年金」です。

 

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付加年金とは毎月400円だけ年金保険料を上乗せして納めるだけで将来受け取る年金額を増やせるというもので、始めるための手続きも最寄りの役所などで行えるので簡単です。

 

具体的にどのようにして年金が増えるのかというと、以下の計算で把握することができます。

 

200円 × 付加保険料納付月数 = 付加年金額(年額)

 

というもので、例えば20歳から60歳までの40年間、毎月400円を上乗せして付加保険料を納めた場合、受け取れる金額は以下の通りです。

 

200円 × 40年 = 96,000円(年額)

 

ということで年間96,000円受け取れる金額が増えるということです。

 

これを多いと思うかどうかは人それぞれですが、そもそも納めた金額を振り返ると、

 

400円 × 40年 = 192,000円

 

なので、60歳以降2年以上受け取った時点で総支払付加保険料金額と同等の金額の受け取りが完了し、さらに3年目以降は総支払付加保険料金額よりも多くの金額を受け取るということになるのです。

 

約10万円とはいえど、年収が翌年10万円上がっていれば嬉しいですよね?

 

もちろん納付した年月によって受け取り金額は変わるので、納付期間が短ければそれだけ受け取れる年額も少ないですが、それでも毎月400円の納付で良いという点ではハードルは低めですし、ほとんどの人が可能な年金運用とも言えると思います。

 

さらに、毎月の400円の付加保険料はその他の年金保険料などと同じで所得から全額控除できるので多少なりとも所得税・住民税の節約に繋がりますし、割とメリットの幅もそれなりにあるのは嬉しいところ。

 

しかしその反面、付加年金は納付した本人の受給が始まる前に亡くなってしまった場合はメリットを享受することはできません。

 

つまり、上記のように40年間納付を続けて60歳以降で受け取っていくとした場合、最低でも2年経って63歳以降も受け取っていかないと損するということになります。

 

とはいえやはり何度も言いますが、毎月400円の拠出でいいというのは敷居が低く他の運用には中々踏み出せないという人でもこれなら検討しやすいのではないでしょうか?

 

気になる人は最寄りの役所に行って確認してみましょう🙆🏼‍♂️