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宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

中古マンションを購入検討する場合に気をつけること。

どうもガブリです。

 

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マンションを購入検討している人の中には居住用にしても投資用にしても中古で購入しようと検討している人は多いかと思います。

 

価格を気にしないとすれば新築の方が良いであろうことは想像に容易いですが、居住用であれば金銭的な問題で中古マンションを検討することもあるし、投資用であれば採算性の問題から中古マンションを検討することもあるかもしれません。

 

なんにせよやむを得ず中古マンションにする場合など、価格面ではもちろんメリットがありますが、そのほかどのようなことについて気にしているでしょうか?

 

そこで今日は中古マンションを購入するにあたって気をつけるべきポイントなどについて書いていこうと思います🖋

 

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まずはマンションの寿命について。

 

中古マンションを購入しようとする場合に、そのマンションが築何年なのかを知ることは大事です。

 

なぜならマンションにもある程度の寿命はあり、いつかはその形をとどめておくことはできなくなるわけですから、購入してからどのくらいの期間は安心して使用できるのかという基準を知ることは大事だからです。

 

そしてマンションには構造によってそれぞれ法廷耐用年数というものが存在します。

 

これは減価償却をする際の計算式に使われたりするわけですが、これはあくまで税法上の耐用年数というだけで、実際のマンションの寿命を表すものではありません。

 

構造によってその寿命も変わりますが、マンションには「木造」「鉄骨」「鉄筋コンクリート」など様々な構造があり、コンクリート素材が含まれる方が一般的には強い強度を持っています。

 

では鉄筋コンクリートのマンションの場合、どれほどの強度があるのでしょうか。

 

鉄筋コンクリートの大まかな性質としては、鉄筋という鉄の本体が建物を支え、その鉄が雨風などで劣化しないようにコンクリートで覆っているというものです。

 

つまりこのコンクリートの寿命がどれほどなのかを気にする必要がありますが、コンクリートアルカリ性であるという特性があって、このアルカリ性は空気にさらされることで中性化していき、それにより保護機能を失っていってしまいます。

 

そのため、コンクリートに厚みがあったり、中性化してしまわないように工夫されているなどあればそれだけ寿命が長くなるということでもあるので、同じ鉄筋コンクリートでも築年数が違うことによってこれらの技術が違っている可能性はあります。

 

マンションを販売するときの売り文句に「マンションは100年保ちます」というのがありますが、実際には60年〜70年程度で劣化しきってしまうと考えて良いでしょう。

 

そのため、老後に賃貸物件による賃料負担を避けるため、住宅を購入するという趣旨の購入検討の方が、30歳の時に鉄筋コンクリートの築30年のマンションを購入してしまうと、60歳〜70歳の頃には立て直しを余儀なくされる可能性もあり、せっかく老後の支出抑制のためにマンションを購入しても良い結果を生まないなんてことだってあるのです。

 

じゃあ具体的にどうするかと言えば、やはり実際に物件を見にいくことは非常に大事です。

 

建物の外壁にヒビが入っていたり、管理がいき届いてなさそうな物件はあまりオススメしません。

 

さらに「長期修繕計画」というものを建物ごとに管理組合が発行しているのですが、過去にきちんと修繕が行われているかを不動産屋にお願いしてこれを閲覧させてもらうなどもやった方が良いです。

 

中古マンションそのものは購入検討に上げる価値はありますが、その選択を間違ってしまうと当初の狙いを果たすことができないかもしれないので、このあたりをしっかりと確認するようにしましょう🙆🏼‍♂️