日本の株式の特徴である「株主優待」について。
どうもガブリです。
日本での株式市場では、株主となった場合その企業の業績次第で、投資金額に応じて商品を提供してもらえたら、割引券をもらえたりすることがあります。
実はこの「株主優待制度」、海外の株式市場には基本的にそもそもない制度です。
日本独自の制度であるので、日本では投資の配当金や売買益だけでなく、この優待制度があることで実質的にお得になる可能性があるということですが、海外ではこの制度がない代わりに配当の回数が日本よりも多かったりするので、その良し悪しは一概には言えないでしょう。
そこで今日は日本市場にて株式投資を始めた場合の配当や優待についてどのように待遇を受ければよいのかなどについて書いていこうと思います🖋
まず配当や優待を受けるには、「権利付最終日」と呼ばれる日までに株式を購入し、「権利確定日」と呼ばれる日までに株主になっている必要があります。
こう聞くと少し難しく感じるかもしれませんが、配当や優待は「株式を保有していればもらえる」ものなので、すると配当が配られる日に株式を購入して配当を受け取った途端に売却するということができるとすると価格変動のリスクにほとんど晒されずに配当が受け取れてしまうという、ちょっと異常な事態が発生してしまいます。
そこでシステム上の問題も含みますが、特定の日を設けることで「どのタイミングで株式を購入していれば株主として認められ、配当が受け取れるのか」を決めているのです。
では上記に書いた「権利確定日」などは何を表すのでしょうか。
例えば月末の31日が配当日であるとします。
この日を権利確定日とすると31日までには株主になっている必要があるということで、そのためにはこの権利確定日の2営業日前までには株を購入しなければなりません。
この権利確定日から2営業日前を「権利付最終日」と呼び、この日の日中のうちに配当又は優待を受けたい株を購入している必要があります。(この日の夜間取引で株を購入しても権利確定日に株主になることはできません。)
ちなみに権利付最終日を過ぎてしまうと「権利落ち日」というのですが、逆に既に株を保有しているという場合には権利落ち日に株を売却しても権利確定日にはまだ売却が完了していないことになるので、配当や優待を受けることが可能です。
ただここで注意なのは「2営業日前」、つまり株式市場は土日祝や年末年始などが休みなので、それぞれ配当又は優待を受けようと思う株の権利日が31日であるものの、31日が日曜日である場合には29日の金曜日が権利日ということになります。
すると権利付最終日は27日の水曜日になるため、このあたり休業日がどのように営業してくるかは注意が必要です。
特に優待制度については個人投資家で有名な「桐谷さん」なんかもかなり優待を有効的に利用していたりしていて、見ていてもお得感満載なのが伝わります。
購入しようとする株式の権利確定日がいつなのか、その日までに株主になるためには休業日をどのようにして考えて購入するべきなのか、このあたりをちゃんと把握してみることにしましょう🙆🏼♂️