ETFが初心者投資にも優しいと言われるわけ。
どうもガブリです。
投資に興味を持って色々なことを調べている人であれば知っている「ETF投資」。
Exchange Traded Fundの略で、"上場投資信託"を意味するものです。
投資に興味を持ち始めた頃は、聞き慣れない呼び名から「なんだか難しそう」と感じる方も多いかもしれませんが、日銀も買い進めているというほどで、投資そのものの危険性は特段高いものではありません。
現在株価市場は日経平均が約30年ぶりに高値を更新しているという中で、これを機に投資を持ち始めたという方もいるでしょう。
さらに「ETF投資は初心者向き」と言われることがあるのですが、実際にどのような意味で初心者向きなのかがわからないと怖くて投資できませんよね?
そこで今日はETF投資はなぜ初心者向けと言われるのかなどについて書いていこうと思います🖋
通常株式投資などを始める場合には「個別銘柄」といって、特定の企業の株式を購入することになります。
しかし、日本の株式市場を表す有名なもので「日経平均株価」というものがあり、これは日本の主要企業の株価の平均を表しているのですが、個別銘柄では企業の良し悪しが判断できない場合でも、平均の株価ならなんとなく理解できそうな気はしますよね?
そこで日経平均株価のように平均単価で購入したいという要望を叶えたのが「ETF投資」です。
日本では1995年からスタートし、2001年から本格的になったもので、それなりの歴史がある投資対象となっています。
さらには2008年ごろから規制緩和によって参入者が加速し、現在に至っています。
このような歴史を持つETF投資がなぜ初心者に良いとされているのでしょうか。
それは先程も書いた通り、「日経平均株価」などは個別銘柄に比べて地上波でも数字が報告されるので、値動きが把握しやすいという傾向があることも一つあります。
さらにETFを購入することで株式に限らず、債権や他国通貨など多彩な商品に投資することが可能であり、基本的には「短期で儲ける」というような性質ではないので、長期で投資するという目的であれば手数料もそんなにかからずコストも安く済みます。
つまり、「把握しやすく少額から始められる」という点で初心者向けといわれているのです。
しかし、「失敗しないから初心者向け」というわけではないので、デメリットなどにも注意を向ける必要があります。
例えば、ETFには分配金と呼ばれるものがあり、投資には「単利」と「複利」という概念があるのですが、複利の方が投資効率が良いものになっています。
そういうことであればETFもせっかくなら複利で行いたいと考えた場合、その手続きは自分でする必要があるのです。
後は、日経平均株価に連動してて把握しやすいというのはメリットですが、複数を投資対象とする分散投資にはある程度知識などが必要です。
というのも、「投資信託」であればファンドが状況に応じて売買などをし、運用してくれますが、ETFではそれらを自分で行う必要があります。
少額から始められるとはいえど、分散投資に対する知識がなければ上手に売買できません。
このように、「初心者でも始めやすい」ということについては間違いではないですが、「初心者でも成功する」というわけではないことは改めて理解できるかと思います。
逆を言えば、知識をつけるために勉強すれば少しずつでも投資を理解できるので、まずは1日5分でも良いので投資について調べる時間を設けるようにしましょう🙆🏼♂️