高所得は意外とお金が貯まらない。
どうもガブリです。
大手企業に長らく勤めている方や士業など独立系自営業などをされている方などの中には年収が1,000万円を超えるような高所得者と呼ばれる方達がたくさんいます。
それだけの収入があればお金に困るというようなことはないと考えがちですが、実際にはこれらの人たちから「意外とお金が手元に残っていないという」という相談を受けることが結構あるのです。
そう聞くと「稼いでるからってたくさん無駄遣いしてるんじゃない?」と考えるかもしれませんが、そうでなくとも手元にお金がなかなか残りづらいという原因は他にも存在するのです。
そこで今日は、高所得になった時に気にしておくことなどについて書いていこうと思います🖋
高所得なのに手元にお金が残らない大きな原因の一つとして「公的負担が大きい」というものがあります。
日本は「超過累進課税」と呼ばれる、稼げば稼ぐほど税金が高くなるという制度が採用されていたりします。
収入が増えるほど負担が大きくなるのですが、例えば年収が1,200万円ほどの人の場合、どれほどの公的負担があるのか見てみましょう👀
家族構成や計算する年度によって金額は全然変わってくるのであくまで簡単な試算ですが、
・所得税:127万円
・住民税:82万円
・健康保険:68万円
・厚生年金保険料:68万円
・雇用保険料:4万円
これらを計算すると、合わせて350万円近い公的負担となるので、仮に1,200万円の収入があっても差し引き850万円程度が可処分所得ということになります。
さらに高所得の方は専門職についていることも多く、専門書や勉強費用などにお金をかけているという方も多いようです。
さらに労働時間もそれなりに長く、体力勝負であることも多く、健康面への配慮から保険等にたくさん加入しているという傾向もあるようです。
このように色々とその他の支出とも合わせるとあまり思ったほど手元にお金が残っていないということになってしまうようですが、何に気をつければ良いのでしょうか?
高所得の方たちのお金の使い方に着目してみると、サブスクリプションなどのサービスを多用しているなどの傾向や、収支が見える化されていないために余計な無駄遣いが実はたくさんあるということが結構あります。
というのも、明らかに月々の収支を気にしなければ生活が成り立たないというものではないので、細かい支出にあまり着眼していないということが多いのです。
完全なる無駄遣いとまでは言わないものの、それなりに減らせるよねといった支出が多いというのは蓄積されることで思った以上の支出になっているということはあるので注意が必要です。
さらに、現金で買い物する習慣がある人は収支が見える化しやすいですが、最近ではキャッシュレス化への傾向もあり、サブスクリプションの利用などにはクレジットカードが必要なため、入会する時には金額を把握していても数ヶ月経って利用していないのにそのままの状態で契約したままになっているということもよくあります。
このように「ギリギリ気付くようで気づかない支出」というのを今一度見直していく必要はあるでしょう。
そういったことから「お金とは」について改めて考え、マネーリテラシーを高めつつ、収支が把握できるようになったら投資などを検討して節税などについても気にして良いかもしれません。
まずはとにかく「自分を知ること」が大事なので、収支の把握や今後の展望をイメージしながら手元のお金を増やしていきましょう🙆🏼♂️