貸付型クラウドファンディング、どんな感じ?
どうもガブリです。
ここ数年で定着してきた「クラウドファンディング」。
そこからいろんなかたちへ発展や変化をし、その中でも「貸付型クラウドファンディング」というものがあるのはご存知でしょうか?
またの名を「ソーシャルレンディング」ともいいます。
その内容は、お金を貸したい個人投資家とお金を借りたい企業をインターネット上でマッチングするサービスであり、個人からお金を募るという行為から“クラウドファンディング“に置き換えて話をされることがあるのです。
そこで今日は、貸付型クラウドファンディングであるソーシャルレンディングとはどのようなものなのかを書いていこうと思います🖋
上記に書いた通りお金を貸したい人と借りたい企業を結びつけるサービスなのですが、お金を貸したい人を「レンダー」、お金を借りたい企業を「ボロワー」と表現します。
企業が何かを行う際に資金が必要な場合は「銀行から融資を受ける」などをイメージしますが、創業まもない企業であったり、銀行が融資決断をしてくれるような“堅い事業“ではないなどの時は銀行融資が難しかったりします。
そんな時にソーシャルレンディングが有効的であり、どのようにして活用できるかというと、ソーシャルレンディングを行う事業者が個人投資家から出資金を受け取り、「匿名組合契約」と呼ばれる契約を個人投資家と交わします。
そしてその出資金をソーシャルレンディング会社がお金を借りたい企業へ融資し、その後企業が返済する元本と利息をソーシャルレンディング会社が投資家へ分配するという流れになることによって、個人投資家は利益を受け取ることができます。
どのくらいの利回りで運用できるかというと、各社で違いはあるものの、おおよそ2%から高くて10%ほどとなっています。
もちろん利回りが高ければそれだけリスクはありますが、運用期間は3ヶ月から長くても1年くらいに設定している会社が多いので、許容できるリスクの範囲で運用するには長すぎなくて良いかもしれません。
ちなみに利回り5%程度のソーシャルレンディングを行おうと考えた場合、そのほかの投資と比べるとその利回りは中々素晴らしいものであり、せっかくなら2年3年とより長い期間運用したいと考えるかもしれません。
しかし、あくまでお金の貸し借りなので、融資先の企業が業績悪化や倒産などをすることによって出資金が戻ってこないというリスクが存在することは忘れてはいけません。
さらにソーシャルレンディングでは基本的に大きな変動リスクがない一方、一度投資を行うと契約を途中でキャンセルすることができないという側面も持っています。
つまり「一定期間動かす必要のない資金」を出資する必要があるということになります。
仮に今回のようなコロナショックなどが不可抗力的に起こると、企業の倒産リスクは一気に上昇しますし、だからといって出資している資金を引き下げることはできません。
そのため、利回りが良いからという理由で長期投資に挑むのではなく、期間に関しても出資金額と同様、許容できる範囲のリスクを考えて出資するようにしましょう🙆🏼♂️