ESG投資って知ってる?
どうもガブリです。
投資に対してある程度勉強をしている人であれば、短期的に儲ける投資だけでなく、中長期的に資産を増やしていく投資方法も大事であることを知っていると思います。
そのため、“たった今“のトレンドだけ追っかけて株式市場などと向き合うというだけでは中長期投資には向きません。
そこで注目されているのが「ESG投資」。
ESG投資とは、
・E=Environment 環境
・S=Society 社会
・G=Governance ガバナンス(企業統治)
を意味するもので、地球温暖化対策や再生可能エネルギーなどの環境関連事業に焦点をあてたグリーンボンドと呼ばれる債券や、社会開発事業に焦点をあてたソーシャルボンドと呼ばれる債券などがそれらにあたります。
実際に2020年でもその人気は高く、基本的に上昇傾向にあり、ロンドンを本拠地とする世界最大級のプロフェッショナルサービスファームである「プライスウォーターハウスクーパース」は、「ESGは今後10年間で最も成長の早い分野になる」との予想をしています。
そして今年2021年にはどのような動きをしていくのか注目のところですが、どのようなトレンドが予想されるでしょうか?
今日はそれらのことについて書いていこうと思います🖋
まずは未だ続くコロナ禍の影響は全世界に悪影響をもたらしていますが、この事態によって、今後コロナウィルスでなくとも「ウィルス」というものの恐ろしさを思い知らされるとともに、動物由来の感染症がパンデミックの引き金になりうるであろうリスクを知ることとなりました。
というのも、新型コロナウィルスの元凶は未だ解明されていませんが、WWF(世界自然保護基金)は「過去30年間で発生した新しい疾患の6〜7割が動物由来の感染症である」と指摘していて、つまりは森林などの環境が破壊されて動物たちが森林から追いやられることにより、動物が人々が暮らす土地に上陸すると、今までは自然界にだけ存在していた動物由来の感染症の病原体も、人間界に降り立ってしまうということになってしまうのです。
これらのことから環境への配慮は非常に大事かつ緊急な課題であり、これからも中長期的に発展していく産業と言えるでしょう。
さらに今年は日米欧の各政府が気候変動に関する共通のゴールを目指すこととなり、政策を本格展開する初めての年になるとも言われています。
その共通のゴールとは「脱炭素」であり、2050年までに温暖化ガスの排出量と吸収量の総和をゼロにする「カーボンニュートラル」の達成が求められます。
具体的には2030年代半ばまでには乗用車の新車販売を全て電動車にすることや、次世代エネルギーとされる“水素“を使用した火力発電などにより、2050年の水素利用料を今の10倍にあたる2,000万トン程度に引き上げることなどを目標に掲げていたりします。
こういったことから注目が集まるESG事業ですが、投資においてはESGを投資先とするファンドの増加が見込まれます。
しかしこれには注意点もあり、ファンドが増えるということはそれだけ選択肢が増えるということでもあり、全てのESGファンドが良い投資成果を残せるというわけではないため、良い投資ができるよう見極める力が必要になってきます。
そのため今のうちからESG事業について勉強しつつ、ESG事業を行う企業の評価の仕方や実績がどのようなかたちで現れるのかなど、日々情報と向き合う努力をしましょう🙆🏼♂️