政府も後押しする「キャッシュレス」。
どうもガブリです。
ここ数年「キャッシュレス」という言葉を聞くようになり、さらには新型コロナウィルスの影響で接触を避けることができるという観点からも普及し続けている現状。
それでも世界的に日本のキャッシュレス文化は遅れており、未だに支払いは現金という方も少なくありません。
そこで今日は、キャッシュレスについて改めて考え、どのような種類が存在するのかなどについて書いていこうと思います🖋
日本では2025年の大阪万博までに国内のキャッシュレス決済比率を40%まで高めるという目標を掲げており、2019年には消費税が8%から10%に上がったことに合わせ、「キャッシュレスポイント還元事業」が導入されたことで普及率が高まり、現在の普及率は30%超といったところのようです。
10人のうち3人がキャッシュレス決済と聞くと多いと思うでしょうか?
それとも少ないと感じるでしょうか?
相対的に見るために他国の普及率を見てみましょう👀
同じアジアでは韓国がダントツの普及率で、キャッシュレス決済比率は2016年の時点で96.4%(野村総合研究所調べ)とほぼ全ての国民がキャッシュレスに移行しています。
なぜここまで普及させることができたかというと、「クレジットカード利用額の20%を所得控除対象にする」や「年商240万円以上の店舗でのクレジットカード対応義務」などを政策として推し進めていった結果です。
そのため、韓国のキャッシュレス決済の主なツールはクレジットカードとなっています。
それでは電子マネーなどの普及率が最も高いのはどこでしょうか?
意外や意外、アフリカ"ケニア"なのです。
アフリカといえば貧困層などのイメージもあって、そんな最先端な技術が用いられているというのも意外と思われるかもしれませんが、ケニアでは給料などもキャッシュレスで支払われているのがスタンダードになっているくらいです。
アフリカでは2007年に大手通信会社のサファリコムが携帯電話を使った送金システム「M-PESA」を開発し、銀行口座がなくても携帯さえあれば利用できるというものをローンチしたのです。
そのため、アフリカでは携帯所持率100%を超えており(一人が複数台持っている計算)、その普及率はアフリカをイメージするものからは遠いものかもしれません。
このように、私たちの知らない場所でも世界的にキャッシュレス決済は普及しており、日本でも今後どんどん普及していくと思われます。
そんなキャッシュレス世界、何が良いのかというと、まずは現金を流通させるために使うコストが削減されるというものがあります。
まさにアフリカなどではATMが不足しており、そのためにキャッシュレスが普及しているという背景もあるため、逆説的に考えれば、日本においてはそれら現金の保管、管理費用などのコストを削減し、紙幣の製造や輸送などのコストカットもキャッシュレス普及によって実現できるのです。
次に、企業の業務効率が上がるというもの。
小売店や飲食店など、閉店後に現金を数えて売り上げと間違っていないかなど計算するということがあると思います。
しかしこれらもキャッシュレスにすることで時間短縮になりますし、売り上げの入金としてよく月末や月初めの銀行が混んでいたりしますが、そういったことも無くなるのです。
このようなメリットとは反比例に、デメリットも考えられます。
それは新しい技術ゆえにリテラシーの差が生まれやすいので、詐欺が横行したり、高齢者の中には使い方が分かりづらいと消費抑制につながってしまうなどの可能性もあるかもしれません。
しかしこれらのデメリットも私たち一人一人が普及努力することで、便利かつ安心な世の中になっていくかもしれないので、今のうちからキャッシュレスとはなんなのかについて勉強しておきましょう🙆🏼♂️