不動産業界にてフリーランスを始めて気づいたこと。
どうもガブリです。
私が金融商品などに興味を持ったり、勉強したりし始めたのは不動産業界に入ってからです。
営業に営業を重ね、フリーランスの経験もあります。
しかし、フリーランスとして活動すると「会社からの給料」ではなくなるので、給与形態を自分で決めたり、先方の意向を汲み取ったりしつつ、給与について折り合いをつけなければなりません。
そこで今日はフリーランスとして活躍しようとする場合に、どのようにして給与を決定するのかなどについて書いていこうと思います🖋
まずフリーランスとして働くということは、基本的にはある企業から報酬を受け取るということになりますが、その際「成果報酬」と「成功報酬」とで報酬の種類を分けていることがほとんどです。
成果報酬とは、一定の成果に対して報酬が支払われるものであり、そのプロジェクトそのものを一人で完遂しなくても報酬がもらえるというものです。
私の経験上ですと、成果報酬型の場合はお客様と会うきっかけを作る「アポイント数」というものが報酬の基準になっていて、購入可能性のある人に対してアポイントを10件取ったら〇〇円などというように報酬が決まります。
この場合、実際に会って商談する人はまた別の人になるので、その商談が決まって実際に利益が発生するか否かに問わず、規定の水準にアポイント数が達したら報酬がもらえるという仕組みです。
不動産の場合でなくとも、例えばこのようにブログを書いていて広告をつけることがありますが、その広告に「不動産投資セミナー」を勧誘するものがあるとします。
その不動産投資セミナーの広告にクリックしてくれれば報酬となるのも成果報酬のうちの一つです。
これは実際にクリックした人がセミナーに参加しなくても、宣伝として認知してもらったことによる報酬がもらえるということです。
それに比べて成功報酬とは、一つのプロジェクトを完全に遂行し、成功した場合に報酬がもらえるという仕組みのものです。
つまり先ほどの例でいえば、アポイント数を増やしても実際の売り上げにつながらない場合には報酬は生まれないということです。
私の経験上では、営業代行として他社が取ったアポイントに対して自分がお客様と直接対面し、商談の末、物件購入まで完遂した場合にもらえる報酬がこれにあたります。
もしくは不動産業界では物件を売買する際に、
・購入予定のお客様
・購入する際に融資をする金融機関
・売却予定のお客様
を引き合わせることで物件売買が成立しますが、例えば「購入予定のお客様がいるけど、売買する物件がない」場合や「売買したい物件があるけど、購入を検討してくれるお客様がいない」などそれぞれ売買に至らないケースに対して、売買する物件を提供したり、融資してくれる金融機関を紹介したり、購入を検討してくれるお客様を引き合わせたりするなどして、結果的に売買成立となった際に受け取れる報酬も成功報酬の一つです。
上記の2つを比較すると、不動産業界においては成果報酬の方がハードルが低く、成功報酬の方がハードルは高いため、報酬もそれに応じて成功報酬の方が高いといったこともあります。
このように、どちらの方が絶対に良いとは言えませんが、仕事を受注する以上は責任を持って規定のラインまでは仕事を全うしなければなりませんし、仮に全うできなければ次に仕事を受注できる可能性が大幅に減ります。
つまり、「報酬が高い方を選ぶ」などではなく、自分の力量を把握した上で規定ラインを越えられる仕事を受注するべきです。
フリーランスはサラリーマンに比べて報酬が高い傾向にはありますが、仕事を失敗してしまった場合にはサラリーマンのように会社が責任を取ってくれることもなく、完全に自分で責任を取らなければなりません。
フリーランスを始めようとした当初は、何となく「今あるスキルで今までよりも稼げるんだ!」くらいに考えていた点もありましたが、実際にフリーランスとして活動してみると大変なこともたくさんあります。
これらのことを把握した上で、フリーランスを目指す人は、どのような形態で仕事を受注するべきなのか、又はお互いにどのラインまで仕事を全うすれば報酬が発生するのかなど誤解が起きないように注意して仕事をしましょう🙆🏼♂️