老後のセカンドライフのために資産をどう増やそう。
どうもガブリです。
現代では60歳で定年という一般的な考え方が変わり、60歳で定年とされても再雇用というかたちで65歳までとなっているところが多いと思います。
今後は70歳などさらに延長されていく予定で、“高齢者“の定義が変わっていっています。
それには健康的に暮らしていける“健康寿命“が年々伸びていることが由来していますが、元気な時間が伸びることはいいことだけど、誰しもが70歳まで元気であるとは限らず、働く期間が伸びていくということは絶対的な正解ではないと思います。
そのため、「体調は優れないけど生活ができないから働く」ではなく「元気だったら働いてみてもいい」と選べるようにしておくことが大事です。
そこで今日は60歳以降の人生にフォーカスして、残りの人生を金銭的な面で苦痛なく暮らしていくためにはどのようなことに取り組んでおく必要があるのか、意識しておく必要があるのかなどについて書いていこうと思います🖋
老後といえば「年金生活」をほとんどの方がイメージすると思いますが、現代の新型コロナウィルスの影響は、将来の年金にも少なからず関わってきます。
どういうことかというと、将来もらえる年金は現役の時に支払った金額の多い少ないで変わってくるのですが、現在のコロナ禍において仕事が減っていたりすると収入が減ることで年金保険料の納める金額が減少すればもちろん将来もらえる年金額も減少しますし、仕事量は減っていなくても、リモートワークが一般的になっている企業などは“交通費“の支給がなくなっていると思うのですが、実は給与に上乗せされる交通費支給分も年金保険料に影響するので、交通費の支給がなくなっていても若干将来の年金額は減少することになるのです。
これらの年金の仕組みを理解した上で、不足してしまうかもしれないぶんをどう補っていくのか考えましょう。
さらには去年、金融庁が作成した報告書にあった「老後資金が2,000万円不足します」との記事が話題になり、不安に拍車をかけることになりましたが、実際に全員が2,000万円足りないかというのは別としても、少なからずこのままだと老後資金は足りなくなるという社会的な共通認識が顕在化したとも言えるでしょう。
とにかく公的年金だけでは生活を充分に送るにあたって足りないとすれば、いかに「自分年金」を作って上乗せを図るかというのは気にするべき点で、その際にイメージしやすいのは「貯金」かもしれませんが、貯金だけでも心細い可能性が指摘されている今、資産運用にも意識を向ける必要があります。
とはいえ、ギャンブル的に投資や投機をするのではなく、許容できる範囲のリスクで資産を増やしていく運用が長期的には理想と言えるので、金融庁のシミュレーターを用いて一つの例を見てみましょう。
・現在30歳の方が定年を60歳と前提して残りの30年間、長期投資として年利5%の商品を毎月3万円の積み立てで運用したケース
※金融庁 資産運用シミュレーション から。
30年間滞りなく積立をし、一度も引き出すことがないことを前提に考えているのでちょっとシビアですが、仮に毎月3万円を30年間タンス預金をしたとすれば1,080万円になります。
しかし、年利5%の運用と合わせて同様の積み立てをした場合、30年後には2,496万円になっているのです。
つまり毎月3万円が財布から出ていくことは変わらないのに、30年後の結果が1,400万円程度も違うのです。
これが「運用の力」ということになります。
もちろん確実に毎年年利5%で運用成果を出せる一つの商品というのは基本的にありませんが、運用の勉強をし、商品を切り替えたりしながらでも毎年5%の年利が実現できるようにすれば、これだけ将来のお金が変わってくるということです。
積み立てには、日本株式や海外株式、不動産関連(J-REITなど)などたくさん選択肢があるので、高い運用成績を残そうと思えば、それだけ世界の情勢にアンテナを張りつつ、情勢の良い場所に資産の置き所を変えていく必要はあります。
しかし、これらをめんどくさがってしまうとそれだけで長期的には大きな差が生まれてくるので、その時になって日本の公的援助の少なさに嘆くのではなく、今からできることをしっかりやっていくよう意識づけていきましょう🙆🏼♂️