#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

「年末調整」と「確定申告」。

どうもガブリです。

 

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投資を始めると、今まで慣れない作業が必要になることがあります。

 

それが「確定申告」。

 

自営業の方や外交員の方などはお馴染みのものかと思いますが、サラリーマンの方や公務員の方などにはあまり縁のないものかもしれません。

 

私がFPの立場としてサラリーマンの方などとお話をしていると、「年末調整」についても何のことなのか曖昧な方は意外と多いので、今日はこの2つについて書いていこうと思います🖋

 

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まずどこかに勤めていれば基本的に全員行っているのが「年末調整」です。

 

年末近くになると、会社から「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」といったものを書面で受け取るかと思います。

 

これには「配偶者はいるか」「扶養者はいるか」「保険に加入している場合、年間でいくら支払ったか」などと記入する欄があり、これらを記入すると会社の方で「年間いくらの税金を支払うのが適切なのか」を計算してくれるのです。

 

毎月の給与明細を見てみると、所得税や住民税が引かれていますが、これらはあくまで“おそらくこのくらい徴収しておけば、だいたい年間の支払額くらいになるだろう“と、収入によって決められた金額の差し引きが行われているだけで、実際には年末調整にて正確な数字が計算されているのです。

 

そのため年末調整が終わると、「いくらか金額が戻ってきた!」なんてこともあり(逆に給与からの天引きが少なかったために年末調整で不足分を納めるケースもあります。)、ラッキーな気持ちになったこともあるかもしれません。

 

いわゆるこれらが「年末調整」と呼ばれるものです。

 

次に「確定申告」について。

 

確定申告とは、下記のケースに当てはまる人などが行う税務手続きです。

 

・医療費控除や雑損控除など年末調整で扱わない項目がある人

・マイホームを購入して“住宅ローン控除“を受ける人

・給与所得以外の所得合計額が20万円を超える人

ふるさと納税をした人

・年の途中で退職し、そのまま年越しをした人

・複数の勤務先で給与をもらっている人

・年末調整に誤りがあり、会社から申告するよう求められた人

 

など色々あります。

 

その中でも「投資」などを始めた人に関連する部分は、「給与所得以外の所得合計金額が20万円を超える人」というところですね。

 

つまり簡単な話、年間で20万円儲かっていない人は申告する必要はないけど、20万円以上儲かった人は申告してくださいね。というものです。

 

ただ、ここまでは何となく有名な話なので知っている人も多いかもしれませんが、ここで気をつけておくべきなのは、

 

・20万円以上儲からなかった場合には「所得税」の申告はしなくてもいいけど、「住民税」の申告はしてね!

 

というルールがあるということです。

 

所得税と住民税はそれぞれ「国税所得税)」といって国に払う税金という区分と、「地方税(住民税)」といって自治体に払う税金という区分で分かれているのでルールが違うのです。

 

そのため、年間1万円だけでも儲かった場合は、住民税の申告のみ必要ということです。

 

その上で確定申告の時期は基本的には決められており、申告すべき年の翌年2月16日から3月15日までが原則となっています。

 

さらに確定申告は「確定申告書の作成については“自分“か“税理士“のみ」というルールがあるため、年末調整に比べてめんどくさいということはありますが、税務署に行って窓口などで聞けば、確定申告の方法など丁寧に教えてくれるので、初年度は聞きながら作成しつつ、2年目3年目などは自分で行えるように覚えておくと便利です。

 

どうしても苦手な人は税理士事務所へ連絡してお願いすることもできますが、平均して3〜4万円ほどの手数料がかかったりするので、できる限り自分で完結できるようにしておくと良いでしょう。

 

これからが上記手続きの準備時期になるので、今から勉強しておきましょう🙆🏼‍♂️