#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

投資信託、利回りだけで判断してませんか?

どうもガブリです。

 

昨今、改めて見直され始めている“投資“についての考え方。

 

いきなりリスクの高そうな個別株式やFXなどの市場に参入するのは怖いからと投資信託を始める方がとにかく増えています。

 

「何もしないリスク」がどんどん高くなっている今、些細なことでも投資市場に参入することは大事なことですが、投資は慣れている預金などとは違って、良くも悪くも日々価格が変動するものなので、どのような商品に投資するのかはある程度大事なことです。

 

投資信託を始めたころは「とにかく儲かりそうなやつ」、つまり利回りの良い商品を選ぼうと安易に考えたりしますが、まずは投資について使用されている言葉の意味なども理解しつつ、今一度自身の投資商品などを検討したり、見直したりしてみましょう。

 

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まず「利回り」とは何かについて。

 

利回りは投資した金額に対する収益の割合のことをいいます。

 

例えば100万円を投資したとして、1年後に101万円となっていた場合には

・利回り1%

ということになります。

 

投資を始める際にこの計算の感覚は最低でも身につける必要があります。

 

さらにインターネットや雑誌などをみていると、似たようなワードや似たようなシチュエーションで使われているワードがあって混乱することがあるかもしれません。

 

例えば、

・利率

利率というのは基本的にリターンが約束されている商品に対して使うことの多い言葉です。

例を出すと、預金や債券です。

 

預金や債券はリターンについては他の商品と比べて少ないですが、その代わり毎年受け取ることができる利子の割合があるので、その割合を“利率“や“表面利率“などの言葉を使って表したりします。

 

次に、

・騰落率(とうらくりつ)

騰落率とは、一定期間での最初と最後で価格がどれくらい変化したのかを%で表すものです。

 

例でいうと、最初に100円だった商品の価格が110円になった場合、騰落率10%の上昇と表現します。

 

逆に最初100円だった商品の価格が90円になった場合は、騰落率10%の下落と表現します。

 

投資商品は日々価格が変動するものなので、この騰落率についてもチェックすることで、引き続きこの商品を保有していても良いのか、これからこの商品を購入しても良いのかなどの指標にできます。

 

このようなことを把握すると、預金も投資信託もお金を預け、増やしていくものですが、その違いについて理解できるかと思います。

 

つまり預金の場合は預けた時点でその後受け取れる利率が決まっているので、安心して預けることができる反面、増やしていくことには不向きな商品となります。

 

はたまた投資信託の場合は預金のように元本の保証はないし、分配金や価格変動の約束はないけど、決算の内容などによっては価格の変動によって預金の何倍も利益を得ることができるというわけです。

 

さらに、投資信託などの利回りをみるときに、今後の指標としてチェックするものでもあるのですが、注意は必要です。

 

まずはその利回りは“いつからいつまでの期間“を表す利回りなのか、という点も大事です。

 

仮に運用成績が良いところの時期だけをピックしてしまうと、その後の指標としてうまく判断できないことがあるからです。

 

後は、利回りばかり気にして、その商品を購入する時にかかる手数料や売却するときにかかる手数料が考慮されていないというパターンです。

 

このあたりの指標も頭に入れつつ、どれが本当に利益率が高くて、価格の上昇が見込めるのかを見極めるのが投資なので、ここをめんどくさがってしまうと損をしたり、よくわからないからと市場から撤退するなどのことが起きてしまいます。

 

せっかく投資の重要性に気づいたのなら、それを機会にしっかり学んだほうが、長期的にみて絶対に得なので、まずは簡単なところからしっかり学んでいきましょう🙆🏼‍♂️

 

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