#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

企業が黒字なのに倒産する理由。

どうもガブリです。

 

"お金を稼ぐ"という観点において"投資"という選択はリスクとの向き合い方によって正攻法となる時があります。

 

しかし、それよりももっと取り分が高いのが「起業」です。

 

会社というものは証券市場にオープンになる上場前でも価格がつくものであり、実際に非上場企業の時価総額的なものをはかるモノサシとして使用される「バリュエーション」を見てみると、例えば1億円ほどの現在価値があるという会社でも、将来的に大幅に伸びていくであろう事業だと目測されれば10億円で企業買収されることもあります。

 

僕たちが行う投資では、「将来的に高くなりそうなもの」を買って、実際に高くなった時に売却することで儲けが出ますが、起業に関しては実際に今の会社の価値が高くなくても、将来的に高くなりそうというイメージを持たせられる事業を行っていれば、時に10倍以上の価格で売却することができちゃうのです。

 

日本の中でも何度も起業&売却、起業&売却と世の中のためになるサービスを生み出している人がいて、そのような人たちを「マネーゲームの中毒者」と揶揄する人もいます。

 

そのくらいとてつもなくお金が儲かるかもしれないのが起業なのです。

 

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しかしこの会社を続けていくという行為、もちろん決して簡単ではありません。

 

赤字となれば従業員への給与や、事業を継続させていくための経費がなくなってしまうのは想像できますが、黒字でも倒産してしまう企業があるのです。

 

なぜかというと、企業は事業を継続させていくにあたって、借入を行っていたり、モノを仕入れたりしますが、これら支払いが早まったりすることで支払い能力が追いつかない場合が出てきてしまうのです。

 

しかし、黒字だったら実際に儲かってるわけですから払えそうですよね?

 

具体的にどういう仕組みかというと、

企業の収益というのは、例えばモノやサービスを販売する場合、お客様の手元に渡った時点で収益と換算されます。

 

この手元に渡るプロセスが現金とモノやサービスとの受け渡しであれば問題ないのですが、カード払いなどの場合、実際にお客様の手元にモノやサービスは渡っているものの、企業に入ってくるお金そのものはカード会社から振り込まれるまでは0円です。

 

上記のように「まだお金が会社に入っていない」状況のまま、事業経費に対しての請求が多額であれば支払い能力が追い付かないので、結果的にキャッシュフロー上は黒字でも倒産してしまうのです。

 

もしかすると皆さんも個人経営の飲み屋さんなどで、カード払いよりも現金の方が喜ばれたことがあるかもしれませんが、これはカード払いによる手数料負担がないことに加え、"今すぐに"モノやサービスの対価としてお金が受け取れるということの意味が大きいからです。

 

上記のような黒字倒産は"稀なケース"と思われるかもしれませんが、実際に倒産した企業の半分くらいは黒字倒産とも言われており、会社を経営するハードルはものすごく高いものなのだと実感させられます。

 

儲かっているのに潰れてしまう。

 

このプレッシャーに打ち勝てる覚悟があるのであれば、起業はものすごい早さでお金を増やしていく一つの方法論となるので、世の中に役立つサービスなどの案があり、さらにそれに対する熱量があるのであれば起業という挑戦は大きな成功をもたらすかもしれないという点で、大きな選択肢になりゆると思います🙆🏼‍♂️