世界的な長期金利低下による低金利での投資法。
どうもガブリです。
8月21日現在の米国10年国債利回りは0.628%と市場最低レベルとなっている状況です。
ドイツや日本でもゼロ金利と言われるような状況を経ており、米国でもここ数年間のチャート推移を見ると、4〜5年後には10年国債金利がゼロに近づく計算になります。
元々債権とは安全資産がゆえに、金利自体高いものではないですが、それでもいくらか運用できるという点で投資のポートフォリオ(投資最適保有率)の一部に組み込まれることの多い商品であるものの、ここまで利回りが低下してくるとなればより一層お金を増やしていくということは難易度を高めることになります。
実際に投資の神様と言われるウォーレン・バフェットも配当が出ない「金」の保有率を増やしていたりして、金利低下によってどうせ受けられない配当商品を購入するくらいだったら、有事の金を保有する方が現状ではメリットが高いと判断している可能性があるということです。
なぜこのように先進国の金利低下が慢性的に続いてるかというと、これについてはマクロな出来事なので絶対的正解はないものの、その中でも有力な意見は長期的に考えて経済成長率が低下しているということが挙げられていて、もちろんその理由の一つとして人口減少による社会人口の低下も考慮されます。
その他にも、金利が高い時というのは例えば銀行などからお金を借りる場合の金利も高い傾向にあるわけですが、それって「お金を借りたい!」という人が多くないと実現できないことなのです。
お金を借りたいという人が少ないのにお金を借りると大きな負担になるという状況ではお金を借りて使おうという人も増えず、実際に“借りて経済を回す“ということも起こりづらくなります。
しかし今は皆さん将来の不安はあるものの、それを使わずに貯蓄に回してしまっている傾向にあり、お金そのものは持っていたりするのが現状です。
するとお金を借りてでも何かに使うという行為が行われないため需要が減少し、少ない金利でお金が借りれる状態が続いていることが長期金利低下につながっていたりします。
すると今後もこのような状態は引き続き続いていくとも考えられるので、投資においても戦略が必要になってきます。
それについて考えてみると、上記でも説明した通り、債権など手堅い商品の利回りが低下しているときは借入金利も低下している状況であり、借りたい人にとっては有利な状況と言えます。
つまりベンチャー企業などはこの状況を利用してできる限り借金をし、そのお金を事業資金としてたくさん使えるというメリットがあるのです。
するとこのような借入金利低下の最中では、ベンチャー企業が躍進しやすい環境にあるともいえるので、中には将来性のあるベンチャー企業が増えていく傾向にあるはずです。
このようなベンチャー企業に投資する機会があれば、その企業が価値を今よりももっと高めた際に大きな恩恵が受けられる可能性があるでしょう。
後は不動産投資も金利低下に恩恵を受けている分野の一つです。
住宅ローンや不動産投資用ローンはこのような状況下では融資に対して返済金利が低く、投資用ローンに関しては家賃収入とのバランスさえしっかりと確認すれば、返済額が少ない分、収入を上げていくことができます。
このように、何かが弱っている場面では何かが強くなっているということもあるので、時代によって投資のポートフォリオの正解は変わってきます。
今年良かった投資法が来年も続くとは限らないので、投資方法や既に行っている投資ポートフォリオは定期的に見直すようにしましょう🙆🏼♂️