不動産のクラウドファンディング。
どうもガブリです。
新型コロナウィルスの影響によって、10年ほど前から日本でも発足している「クラウドファンディング」。
クラウドファンディングのクラウドは"雲"の"cloud"ではなく、群衆をさす"crowd"のことを意味しています。
ファンディングは"資金調達"という意味なので、その名の通り「不特定多数の人たちがインターネットなどを経由して起案者である第三者や組織などにお金の提供をし、リターンなどを受け取る」というシステムです。
クラウドファンディングの中でも種類があり、今説明した
・リターン型
に加え、
・購入型
・寄付型
などがあり、
購入型は例えばまだ世の中に送り出されていない商品などを構想した際に、その商品を作るためにかかるコストを不特定多数の人たちから資金調達し、資金調達してくれた方にはその商品が出来上がった際に届けるというものです。
企業なども利用していることがあり、今までは企業が行う商品の企画の際には売れるか売れないかなどを調査していく必要があったものの、クラウドファンディングは人気なものはダイレクトに数字が反映するので、商品開発の際にお客様のリアクションを商品を作る前に得る有益な手段です。
寄付型は、その名の通り寄付するものであり、例えば「〇〇の国に学校を作りたい」などの起案者に対してボランティア活動的に資金提供するというものです。
とにかくそれぞれ「やりたいことを始める際に先にお金を集める」という性質を持つため、やりたいことがあるけどお金がない人や組織などが利用したりすることもあるでしょう。
さらにこの起案者が受け取る資金については起案時点で目標額を設定して、「All or Nothing」か「All in」なのかを決めます。
All or Nothingは目標額に到達しなかった場合にはそのプロジェクト自体を断念することを意味し、All inは目標金額を達成するか否かに限らず起案したプロジェクトを行うというものです。
これ以上のクラウドファンディングの細かい話は省略するとして、不動産にもクラウドファンディングが実は存在します。
投資型クラウドファンディングといわれるもので、2017年に「不動産特定共同事業法」というものが改正され、これを機に不動産を題材にする一部の契約書の交付がインターネットによって可能になったら、不動産に投資できる幅が広がりました。
中には1万円からと少額で参入できるというところにメリットを感じている人も多く、仮に損失が出るようなケースでも当初で取り決めている一定額までは運営会社が負担するという仕組みまであります。
独自のプラットフォームでクラウドファンディングを行い、不特定多数の人たちから資金調達をし、集めた資金を元手に不動産の購入をしたりします。
それによってその後得られる賃料収入や売却益を資金提供した人たちに配当として配る仕組みで、中長期的に運用できるといえると思います。
不動産投資を少額で始めるREITとの違いは、より少額でスタートできるのと、価格の変動によるリスクが比較的少ないとも言えるかもしれません。
REITは不動産が証券化されたものなので、価格の変動を前提に売買を行うことで運用することもありますが、不動産クラウドファンディングでは証券市場のように需要と供給が溢れている場所での取引ができない分、権利を手放そうと思った時に購入者を探す手間がかかるという点があります。
お金をある程度出し入れすることも考慮するのであればREITの方が良いですが、不動産クラウドファンディングは少額かつ透明性の高い投資性質を持っているので、比較しながら自分に合った投資法を考えてみましょう🙆🏼♂️