不動産投資のリスク。
どうもガブリです。
昨今の経済混乱期の中、"レジもの"と呼ばれる居住用の住居の不動産は家賃があまり下がることもなく安定した収入が得れるとの見方もあります。
株式が乱高下したり、オフィス賃貸などの大きな部屋では退去が相次いだりしているなど、不安定なご時世だからこそ助かると相対的にも評価されています。
最近ではこのような流れから「不動産投資を始めてみたい」という話も少し前に比べて聞くようにもなりましたが、始まるからにはそこに存在するリスクについてもしっかり把握する必要があるでしょう。
今日はそんな不動産投資におけるリスクについて書いていこうと思います🖋
不動産投資に限らずですが、投資においては「なぜそれを始めるのか」を明確にしなければなりません。
それにも関わらず半数以上の方が意外と目的を明確にしていないのです。
「儲けたい」
「不安があるから始めたい」
「投資をしないこともリスクだから」
これらはもっともでもありながら、明確とは言えないのです。
・何をしたいから儲けたいのか。
・どのように運用できると不安が消えるのか。
・投資をしないリスクに比べて、投資に対してどこまでリスクを背負えるのか。
このあたりを突き詰めて答えが出せないうちは始めるべきではないでしょう。
なぜなら、シミュレーションができないからです。
例えば、「儲けたい」というだけであれば、その答えは「上がりそうな株式や仮想通貨に全額投資しましょう」ということになります。
しかし、こう答えると「そんなのリスクじゃん」という方がほとんどですが、もちろん儲けたいならリスクは不可避であり、すると「儲けて何がしたい」を明確にしないと取るべきリスクも把握できないのです。
「半年後にフェラーリが欲しい」というのならそれこそ全額投資でギャンブル性を含む投機が必要でしょうし、定年までに1,000万円欲しいというのであれば、リスクを軽減させながら運用すれば良いのです。
とにかく「シミュレーションをする」が第一で、それによってリスクの度合いを決めます。
その中で不動産投資は長期投資向けではありますので、将来に向けた投資ということであれば選択肢の一つになるでしょう。
そして不動産投資ではわかりやすく「新築」と「中古」に分かれますが、新築においては、
・家賃が高い
・節税効果が高い
などが説明され、中古では、
・価格が安い
・入居者が既にいるので運用性がある
などが説明されるかもしれません。
ここでもしかすると「せっかく購入するなら新築かな」と思う方もいるかもしれませんが、長期的に安定したシミュレーションを作成するのであれば中古物件の方が良いでしょう。
なぜなら新築は家賃に対して販売価格が高い傾向にあり、割高な投資商品であることがほとんどだからです。
では中古だったらある程度なんでもいいのか。
もちろん違います。
中古物件には、
・老朽化によるリスク
・修繕積立金の上昇のリスク
・長期空室となっている物件
などのリスクが存在します。
その他、そもそも新築中古に限らず、
・空室のリスク
・金利上昇のリスク
・家賃下落リスク
なども存在し、このあたりを加味したシミュレーションの作成ができないと、長期投資だからこそうまくいきません。
不動産を販売しようとする販売業者の中には、このあたりのデメリットをちゃんと説明してくれないところもあるので、投資を始めるということ自体は必要であり素晴らしいことですが、分析という面においてしっかりスタートの準備ができるよう、ファイナンスの専門家に相談するなり、自分でしっかり勉強するならしながら対策していきましょう🙆🏼♂️