不動産購入後に見ておくべき「登記事項履歴書」とは?
どうもガブリです。
経済混乱期の最中、安定収入の一つであるとの観点から注目されつつある不動産投資。
しかし仕組みなどを覚えて、プランを立ててと購入に踏み切る人が多い中、買った後は「収支だけ気にしている」という人が多いのも現実で、もちろん月々の収支や中長期的なお金のことについては非常に大事ですが、もうちょっと踏み込んでみると勉強になることもたくさんあります。
そこで今日は「その不動産は誰のもの?」ということについて答えてくれる"登記事項履歴書"について書いていきたいと思います🖋
※Wikipediaから引用。
とにかく不動産の売買というものは、重要事項説明書からはじまり、売買契約書、管理規約など文字がてんこ盛りで、「あーもう何言ってるかわかんないし文字いっぱいで疲れる」と思ってしまう人が出てきてしまうのは仕方のないことだと思います。
ただ、全部を読みきらなくても、
【どこに何が書いているか】
ということがわかっていれば、必要なことを確認する際にピックしやすくなります。
そこで登記事項履歴書にはどのようなことが書かれているかというと、簡単に説明した場合、
- 土地建物の概要。
- 過去に誰が所有していて、現在誰が所有しているのか。
- 誰がいくらくらいの融資を使用して所有していたのか。
といったことが書かれています。
その詳細を説明していくと、まず登記事項履歴書は、
- 表題部
- 権利部(甲区、乙区)
という記載に分かれています。
さらに、建物と土地を分けて発行しているのでそれぞれ見ていく必要があります。
土地の表題部ではいわゆる当不動産の概要となる、
- 地番
- 住居表示(住所)
- 地目
- 地積
の記載がされていますが、ここでほとんどの方は住居表示しか気にしたことがないでしょう。
Amazonで買い物しても、楽天で買い物をしても住所の登録はしますが、地番の記載なんてありません。
しかし地番といわれる、明治時代に作成された土地の区分けを示すものは、「固定資産証明書」などを役所などで取得する際には提示する必要があるのです。
後は地目、これはその土地がどのような目的で使用されているかという点で、物件を購入した場合には「宅地」となっていますが、過去に「畑」や「山林」となっている場合もあったりするので、このあたり「昔は畑だったということは地盤が弱いかも?」など地盤の強弱を判断するものとして機能したりしています。
そして地積は土地の面積を示すものです。
建物の方には「築年数」などの記載もあり、ここまでを見ても登記事項履歴書を見るだけでその不動産がどのようなものなのか、結構わかっちゃうから面白いものです。
残りは
- 甲区
- 乙区
とありますが、それについては次回書いていこうと思います🙆🏼♂️